日本競馬JRA最高峰のレース・ジャパンカップ

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今年で第35回を迎えるJRAのジャパンカップ。ジャパンカップと言えば、競馬のみならずロードレースや空手、ボウリング、ダーツ、はたまたポケモンなどなど。国際的に行われている競技の、日本最高峰の大会ではよく使用される名前なのではないかと思います。

その中でもジャパンカップと言えば競馬を思い浮かべるという方がほとんどではないでしょうか。日本の競馬と言えばJRAの運営する中央競馬と、各自治体によって運営される地方競馬の2種類がありますが、中央競馬は多数の高額レースを開催する世界でもトップクラスの競馬の運営者です。そのJRAの擁する数多のレースの中でも最も高額なレース賞金を誇るのがこのジャパンカップです。

今年の賞金総額は6億2400万円で、優勝賞金はなんと3億円にものぼります。また、世界的にも賞金額が上位のレースは更に高騰していく傾向にあり、ジャパンカップもご多分に漏れません。いずれは天井にたどり着くでしょうが、ジャパンカップは概ね世界上位5位程度の賞金額に位置づけられます。ちなみにほぼ不動の上位はドバイワールドカップで、優勝賞金約6億円とジャパンカップの二倍にもなります。

賞金と出走馬の比例関係

競走馬が全力で走るということにはある程度のリスクがつきものだというのはご存知のことでしょう。有力な馬にとって、一度のレースで稼げる金額が多いということは非常に重要になってくるため、優勝賞金が高いレースには世界中から名馬が集まる傾向があります。

特に顕著であるのが、もはや日本競馬界の悲願と言ってもよい凱旋門賞。格式も高く、歴史も古いこのレースは日本のみならず、欧州以外の各地からも熱い情熱が注がれます。

ジャパンカップ設立の目的が、海外から一流馬を招き、競争させることで、国内馬のレベルアップを図ることにありました。この目論見は見事に的中し、世界中から有力馬が集まり、日本競走馬にとって高い壁となり立ちはだかりました。

ところが、近年では国産馬のレベルアップが進んだことと、日本の馬場が欧州の芝と違い高速である=故障の発生率が高いことが危惧され、欧州・中東などから遠いことも災いし、有力馬の脚がどんどん遠のいていきました。

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今年の出走予定馬は?

凱旋門賞など日本から海外挑戦した際に優勝した馬を日本に招き、かたきを討つという流れもあったジャパンカップですが、近年ではちょっと格の落ちる三流どころが出走し、案の定馬券にも絡まず賑やかしで終わるというのが近年の主流です。

今年で言えばファウンドなどには招待を送るとは思いますが、受けてくれるかどうかは先方次第。もしも来てくれたなら盛り上がりますが、傾向としては難しいのではないでしょうか。

有力馬にとっては、1つのレースで稼げる金額が高いほうが良いというのは先述のとおりですが、やはり遠い海を渡り、勝率の低いレースに出走するというリスクと天秤にかけるほどの賞金額を捻出できていないというところでしょうか。

反面、ちょっと格の落ちる二流馬にとっては多少のリスクを取ってもほしい高額レースではあります。日本からはキタサンブラック、ラブリーデイ、ゴールドアクターなどが出走してくると思います。

天皇賞(秋)が近年まれに見る好カードだっただけに、ジャパンカップがあれほど盛り上がる出走馬に成るか?やはり海外で成績を残したモーリス・エイシンヒカリがいてくれたことが天皇賞での盛り上がりにも繋がったと思います。

国産馬で海外成績を残した馬と言えばあとはリアルスティールなどが出走してくれることでしょう。とは言え、やはりジャパンカップには海外からの刺客がどうにかほしい所ですね。

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